助産師さんのココロ温まるお話、聞いてきました in 一関

こんにちは、ハピママスタッフの菊地です。

 

11月24日、冷たい雨が降ったり止んだりする一日でした。

一関コルザ店のハピママでは、助産師さんのココロ温まるお話が聞けましたよ。

 

講師は、一関市内で助産師として活躍されている黒澤真澄さんです。

自宅訪問型母乳相談サービスもされています。

詳しくはHPをご覧ください。

〔HP 「マタニティ相談室 くろさわ」

 

4組8人の親子が参加してくれて、熱心にお話に聞き入りました。

 

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「親と子のかかわり方教室 ~親として知っておきたいこと~」と題して、パワーポイントや実物大の模型などを使って、分かり易くお話しして下さいました。

 

まずは、助産師という仕事についてですが、

「女性の、人間の、性と生殖の健康を支援する専門職」

として活躍しているのですが、残念ながら現在岩手では開業助産師でお産を扱えるところはないそうです。

 

でも、お産ばかりが助産師の仕事ではなくて、

いのちの大切さ、育児、子育て支援、思春期の教育、いのちの教育

など、助産師の仕事は多岐にわたっています。

 

日本人は世界的に見ても、自尊感情が低い国民性と言えます。

自尊感情とは、自分に誇りをもち、大切にしていくような感性や感情のことです。

「自分はこのままでよいのだ」

「自分という存在自体が尊いのだ」

と思える日本人は、本当に少ないのです。

 

黒澤先生は大人向けだけでなく、中高生にも同じいのちの話をするそうです。

そして、自尊感情を高めるためにこんな話をするのだそうです。

男性の精子の数が一回に3億個放出されて、200回を20年間生殖可能だとして、女性の卵子20万個と出会うために60億人いる人類の中で2人が出会う確率は・・・

「0が36個並ぶとてつもなく大きな数字」分の1の確率です!

 

そうです、私たちはものすごい確率で選ばれて生まれてきたのです。

 

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そして、先生は手作りの実物大の子宮の模型を取り出しました。

見て下さい! こんなに小さいんですよ!

そしてもっと小さな親指の頭のような卵巣から、卵子が飛び出すんです。

そしてそれをイソギンチャクのような卵管采が手招きしてキャッチして、卵管へと運ばれるんです。

そこで精子と出会えれば、受精卵になって子宮に着床します。

 

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これが着床したころの赤ちゃんの姿の模型。

まだ、人間らしくもなんともありません!

 

これが少しづつ四肢が出て、顔が出来て・・・

そして生まれる前になると、お腹の中で指しゃぶりまで始めます。

 

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先生が心音を聞くことのできる機械を紹介して下さいましたが、ちょうど妊婦さんがいたので、心音を聞かせていただくことに。

ジェルをぬって、お腹に当てると・・・

ザザッ、ザザッと心音が力強く聞こえてきます。

一同、思わず「懐かしい~!」と叫んでしまいました。

 

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子宮と胎盤、臍帯、羊膜、赤ちゃんの模型を作って、分かり易く出産の仕組みを説明。

子どもを産んだことのある私たちでさえも、なるほどそうなっているのかと興味深く見せていただきました。

今の学校の性教育がどうなっているか分かりませんが、これなら教科書を見るより、子ども達にも本当に分かり易いものだと、感心してしまいました。

 

そして、お母さんは陣痛を迎えるんですが、ここで陣痛の興味深いお話し。

陣痛は赤ちゃんがコントロールしているって知っていましたか?

居心地の良かったお母さんのお腹の中も、段々狭くなり、栄養も十分に摂れなくて環境が悪くなります。

そうすると、これ以上ここにいたらダメになるというところで、赤ちゃんがホルモンを送り、お母さんがそれを受け取ると、お母さんの脳から陣痛を始めるホルモンが放出されて、陣痛が始まるのです。

 

でも、陣痛が来たと思ったら、遠のいたり、間隔が長引いたり短くなったり、という経験ありませんか。

あれも赤ちゃんがコントロールしているのです。

ここで生まれたら自分が死んじゃうというところで、陣痛をストップさせます。

陣痛を経験したけれども緊急で帝王切開になったというママさんが、参加してくれていました。

きっと赤ちゃんは、陣痛を起こさせたけれども、このタイミングで生まれては危ないと教えてくれたのでしょうね。

 

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こうやって生まれてきた私たちですが、人間らしく成長するためには人間に育てられなければなりません。

狼に育てられたアマラとカマラの話は有名なので、ご存知の方も多いですよね。

彼女たちはインドの山奥で発見されたとき、四足で歩き、犬食いで食事をしていました。

その後、何とかして人間らしい生活ができるようにと訓練をしたり、言葉を教えようとしましたが、ついに習得することは出来ませんでした。

アマラは一年後、カマラも数年後には亡くなってしまいました。

 

 

ここで人間として成長するために大切なのは、ストロークディスカウントです。

ストロークとは、自分または相手の存在や価値を認める働きかけ、つまり褒めること。

それに対して、ディスカウントとは自分または相手の存在や価値を軽視したり、無視する働きかけです。

ネグレクトなども、これに当たります。

 

ストロークゲームをしましょう!

2人1組でじゃんけんをして、勝った方が負けた方の良いところを探して褒めます。

褒められた方は「ありがとう」と言って受け止めます。

どんどん違う人とじゃんけんをして、褒め合います。

一通り対戦したら、一人ずつ、言われて一番嬉しかったことを発表します。

そして「私は~です。」とその褒められたことを宣言します。

他の人たちは「その通り!」と相槌を打って肯定してあげます。

 

このゲームで発見することは、日本人って褒められなれていないので、何か褒められると恥ずかしいんですよね。

でも、やっぱり嬉しいという感情は生まれる。

子どもだって、一緒です。

褒められて子どもは育つ!

 

 

スキンシップ、キス、添い寝などの肉体的ストロークと、褒める、励ます、評価するなどの精神的ストロークを子どもに上手に与えられるといいですね。

そして、殴る、蹴る、つねるなどの肉体的ディスカウント、いやみ、けなす、無視するなどの精神的ディスカウントを、子どもにしないようにしなければ。

 

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子どもが心を閉ざす5大特徴は・・・

1)子どもを過小評価している。

2)過度の期待や要求を持つ。

3)子どもに無関心になっている。

4)夫婦の仲が悪い。

5)気まぐれな態度をとる。

 

いっぱい甘えさせていいんです。

「甘え」とは「依存」であり、「反抗」とは「自立」なのです。

もちろん、「甘える」ことと「甘やかす」ことは別のことなので間違えてはいけませんが、たくさん甘えさせて構わないのです。

 

子どもの心は生卵に喩えられます。

強く握りすぎるとグシャッと壊れてしまう。

緩すぎれば落ちて割れてしまう。

 

 

ストロークだけでは子どもを育てられないので、叱らなければならない場面もたくさんあります。

叱るときに大切な3つのポイントは

1)全人格を否定するような言い方をしない。

2)何を叱られているのかわかるように叱る。

3)今後叱られないためには、どうしたらいいのか伝える。

 

私、ここで深く反省 |д゚)

いつも感情的になって、あれこれ悪いところを思い出しては立て続けに怒る!

これでは、だめなんですね。

 

 

また一つ、ゲーム。

一人が立って、もう一人を見下ろしたとき、見下ろされた方はどう感じるか。

そして、怒った顔をしたらどう感じるか。

それとは反対に、横に並んで手を握るなどしてみるとどうなるか

 

全然感じ方が違うんですよね。

前者が普段私がしている怒り方、後者が正しいマイナスのストロークの与え方です。

 

帰宅して、私すぐに実行してみました。

いつもの通り、すぐには宿題に取り掛からず、あの手この手で遊ぼうとする長男と、それを幇助する園児の次男。

いつもの私なら、夕食を作る手を休めずに怒鳴り続け、それでも効果がなければダンダンと足を踏み鳴らして近づいて、頭コツン。

黒澤先生の話を聞いた私は、そっと近づいて、座って目線を同じくして手を握って、今何をするべきなのかと問いかけてみました。

近づくママを見て、身を固くした息子。

でも、いつもと様子が違って、穏やかに話されたので調子が狂ったみたいでした。

話しているうちに、自分が悪いことをしていたことに気が付いて、悔し泣きを始めました。

そこで、よしよしとハグ。

これだ!っと思いました。

 

小さいお子さんを持つハピママ世代のママさんには、まだピンと来ないところもあるかもしれませんが、今日の黒澤先生のお話は、誰より私にとっては宝物となりました。

 

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今日のお子さん達は、本当に静かに遊んでてくれて、泣いてママが離脱することもなく、本当によい子ちゃんたちでした。

ありがとう。

 

 

講演の後は、ティータイムに入っても、先生のためになるお話は続きました。

ママ達からも、卒乳の時期や、子どものいたずらに対する悩みなど、いろんな相談が寄せられました。

 

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みなさんにお伝えしたい興味深いお話はたくさんあるのですが、一番心に残った先生のワンポイントアドバイス。

「お兄ちゃんだから」「おねえちゃんだから」と怒ってはダメ。

叱るときは名前で。

褒めるときは「さすがお兄ちゃん!」「やっぱりお姉ちゃんね!」

 

そして、叱るときは100%でなく、逃げ道を作ってあげること。

「~はいいところなのに、どうしてそんな風にしちゃうの」

などと、良いところを認めつつ、叱るといい。

これは大人社会でも言えることで、上司が部下を指導するときも大切なんだそうです。

確かに、頭ごなしに否定されるより、良いところは認めてくれる上司ならついていこうと頑張りますよね。

 

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お茶菓子は、コープ素材を活かした和のクッキー黒ごま、アーモンドリーフ、ビーノでした。

組織本部から駆けつけて下さった山崎さんが、高知県産ゆず茶も差し入れてくれました。

寒い日のリラックスタイムには、最適ですね!

 

貴重なお話をしてくださった黒澤先生、参加してくれたみなさん、見守りスタッフのみなさん、プロジェクターを運んできてくれた山崎さん、ありがとうございました。

みなさん、素敵な親子関係、築いていきましょうね。

 

 

次回12月8日は、佐藤恵先生の骨盤体操です。

満席となっていますが、キャンセルが出た場合は追加募集もありますので、こまめにブログチェックをすることをお勧めします。

12月のハピママ

 

 

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