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2021/01/16

忘れない 伝える 続ける つながる―東日本大震災から10年― ③

東日本大震災から、まもなく10年になります。
いわて生協の被災地支援活動は、組合員のみなさんと全国の生協の協同の力に支えられ、今日まで継続してきました。
10年の取り組みをふりかえり、これからの災害への備えについて考えます。



いわて生協では、震災直後の炊き出しや物資支援から、被災地支援活動を始めました。
10年の間に復興はすすみ、被災された方々のくらしや要望は大きく変化してきました。その時々の声に寄り添いながら、今日も支援活動は続いています。
 
活動への支援、協力をいただいている、宮古市社会福祉協議会の佐々木さんに、いわて生協の活動についてお話をお聞きしました。


心強い、生協の支援活動

宮古市では、2017年に災害公営住宅がすべて完成しました。私たちは入居したみなさんが安心して暮らせるように、地域住民のみなさんともつながり、交流ができたらと取り組んできました。
この中で、生協が災害公営住宅を対象に開催する「ふれあいサロン」(現在はコープサロン)と「料理サロン」は、本当に助かりました。特に「料理サロン」は、だれもがいきいきと調理に参加し、みんなで食べておしゃべりし、笑顔があふれていました。それだけに、コロナ禍で活動が止まり、高齢の方が家に閉じこもる今の状況はとても心配です。
被災された方は、震災当時から9歳、年齢を重ねました。買い物にも、交流にも支援が必要です。だからこそ、ずっと続く生協の支援活動は心強く、地域を支えてくれていると感じています。



HELLOコープ172号(2021年1月発行)特集掲載内容