人生最後の儀式を
まごころをこめて
安心・納得できる
生協らしい葬儀に
1990年のいわて生協発足時、組合員から「人生最後の儀式こそ生協で」と葬祭事業の要望が出されていました。約4千人の組合員アンケートや組合員参加の葬祭事業検討委員会を経て、「納得のいく料金システムと、心のこもったサービスの生協らしい事業を」と1993年に盛岡で葬祭事業「セリオ」がスタートしました。
「生協らしい葬儀や葬祭事業とはどういうものか、みんなで考え、意見を出し合ってつくりたかった」と話すのは、組合員の伊藤カヨさん。検討委員会から発展的に発足した「まごころ委員会」のメンバーです。組合員の声を聞いて事業につなげ、セリオを広めるために話し合い、組合員の立場で知らせる活動を、セリオスタート時から続けてきました。
「店舗でお知らせ活動を始めたころは『葬儀の話?縁起でもない!』と相手にしてもらえなかった。それでもみんなのためにとお知らせを続け、法話会や学習会、ニュースの発行なども行ってきました」と伊藤さん。
同じくまごころ委員会の和村敬子さんも、「店舗でお知らせしていると、今では葬儀について知ろうとする人が増え、『セリオに頼んでよかった。ありがとう。』と言われるようになりました。ご遺族に寄り添って対応するセリオの良さが広がっていると実感しています。これからも組合員とセリオのパイプ役として、セリオを広めていきたいです」と話してくれました。(2018年8月取材)


組合員、セリオ職員と
いっしょになって
いわて生協では、地域のみなさんといっしょに事業を進めることを大切にしています。葬祭に必要な花や会葬品、料理、車両など多岐にわたる品々は、各会館の地元業者のみなさんにご協力いただいています。
こうしたお取引業者のみなさんとまごころ委員、職員が一同に会するのが毎年恒例の「夕涼み会」。事業を始めたばかりで葬儀依頼が少なく、沈んだ空気だった時に、「必ずセリオが必要とされる時が来る。がんばろう!」と、まごころ委員のみなさんが手料理を持ち寄り、三者で囲んだのが始まりです。
「夕涼み会がこれほど盛大に行われるようになるとは…」と話すのは、吉田銘茶㈱代表取締役の及川正明さんです。「夕涼み会を通じて、ふだん交流のない他業者やライバルでもある同業者同士が、思いをひとつにしています。まごころ委員さんのひたむきな姿に、私たちもセリオのためにとがんばっています」。
セリオの会葬品の定番・深むし茶は吉田銘茶さんが製造を手がけています。及川さんは、「まごころ委員のみなさんとお茶の学習や試飲を重ね、約1年かけて色・味・香り、どれも納得できるセリオの深むし茶がようやく完成しました。まごころ委員さんの熱意は今も変わらず、頭が下がります。これからもいい原料で変わらぬ味と品質のお茶を届けますよ」と話してくださいました。


セリオの深むし茶
開発物語
※セリオの深むし茶は、いわて生協各店(西ヶ丘、魚菜市場を除く)で取り扱っています。

ご葬家の立場に立って、
まごころをこめて
「セリオの一番の特徴は、利用する組合員さん、ご葬家の立場に立って対応すること。何ごともあきらめずに努力するまごころ委員のみなさんに支えられ、お取引業者のみなさんといっしょに作りあげてきました」。葬祭事業部の藤沢はそう話します。
「当初4人でスタートしたセリオの職員が、今では70人を超えるまでになりました。これからも明瞭で納得いただける料金のもと、ご葬家の思いに沿った提案ができるよう、職員の心と対応の質を高めていかなければと決意を新たにしています。組合員さんに心から『セリオはいいよ』と言っていただけるよう努力していきます」。


いわて生協の葬祭事業
「セリオ」のあゆみ
- 1990年
- いわて生協誕生
- 1992年
- 「葬祭事業検討委員会」設立
- 1993年
- セリオ事業スタート
- 1994年
- まごころ委員会発足
- 2001年
- 県内初の本格的葬祭会館 セリオホール中野オープン
- 2006年
- セリオホールみたけオープン
- 2009年
- セリオホール緑が丘オープン
- 2010年
- お取引業者の「セリオ協力会」発足
- 2011年
- セリオホールみやこオープン
- 2012年
- セリオホール釜石オープン
- 2013年
- セリオホール牧野林オープン
- 2014年
- セリオホール磯鶏オープン
- 2015年
- セリオホール仙北オープン
- 2016年
- セリオホール岩泉オープン
- 2018年
- セリオホール水沢、セリオホール緑が丘第2会館、セリオホール矢巾オープン
- 2021年
- セリオホール西青山オープン
- 2022年
- セリオホール水沢南、セリオホール五月町オープン、セリオホール磯鶏リニューアル
- 2023年
- セリオホール中野リニューアル