組合員の活動

だれもが安心して暮らせる社会、人と人とが支えあい
つながる社会をめざし、組合員が自主的に活動しています。

トピックス

2022/06/10

通常総代会ですべての組合員にむけた「組合員アピール」を採択しました

第33回通常総代会で決定した内容を、「組合員アピール」として、27万人の組合員のみなさんによびかけます。
 
コロナ禍の中で、組合員の協同の力を寄せ合うことができた1年
2021年度は、収束が見えない新型コロナウイルス感染症のもとで、私たちのくらしが引き続き大きな影響を受けた1年でした。
こうした中でいわて生協では、新たに策定した「2030年ビジョン」とその実現に向けた「第10次中期計画」の初年度として、若い世代・子育て層に役立つ事業・活動をさらに広げ、セリオホール西青山の新設、店舗事業では「アイコープ・トリプルカード」の導入や黒字経営の確立に取り組みました。また、フードドライブや子ども食堂支援、ユニセフ緊急募金などの活動も、多くの組合員のみなさんの協力ですすめました。
組合員は5千人増えて27万4千人に、出資金は8万人の毎月の積み立て増資への参加で初めて100億円を超え、コロナ禍の中で生協への支持と共感が広がり、組合員の協同の力を寄せ合うことができた1年でした。
 
先行きが見えず、不安が増す私たちのくらし
長引くコロナ禍が格差と貧困をいっそう広げています。加えてロシアのウクライナ侵攻が全世界的にさまざまな問題を引き起こしています。くらしに欠かせない食料や燃料価格が急騰し、私たちのくらしへの影響が強まっています。また食料とエネルギーの多くを輸入に頼る日本の脆弱さも改めて浮き彫りになっています。
ロシアが核兵器の使用を示唆したことで、日本でも「核共有」や軍事力強化の議論が起き、私たちの平和の願いに逆行する動きが強まっています。
 
「ともにつくる くらしと未来」をめざして
 今回の第33回通常総代会では、こうした時だからこそ、引き続き組合員の協同の力を寄せ合い、くらしと地域を守り・役立つ取り組みを着実にすすめていこうと確認し合いました。
 2022年度は、宅配事業の全県への拡大、店舗セルフレジの導入、ベルフ向中野新店(盛岡市)の来春オープン、奥州市・宮古市へのセリオホールの新設など、くらしを支える事業をさらに広げます。また事業で使用する電気のほとんどを「CO排出ゼロ」の電気に切り替え、環境の取り組みもすすめます。
私たち組合員も、生協やコープ商品のよさと利用を広げ、組合員や生協ファンを増やす取り組みをさらにすすめていきましょう。また、平和を守る取り組みをはじめ、食・地球環境について学び、SDGsが掲げる「だれ一人取り残さない」世界の実現をめざし、持続可能な地球を次世代に手渡すために、みんなで取り組んでいきましょう。
 
2022年6月10日 第33回いわて生協通常総代会 参加者一同