平和を守る取り組み

平和とよりよき生活のために

「わが子を戦場へ送りたくない」「子どもたちに平和な未来を残したい」。親であれば誰もが持つ共通の願いですね。そして、私たちが求めるよりよいくらしも、平和なくしてはありえません。
いわて生協では、戦争の悲惨さや被爆体験を風化させず語り伝え、平和の尊さを親子で考えあう取り組みなどを粘り強くすすめています。

「ピースアクションinヒロシマ」への代表派遣

原爆の恐ろしさや世界の核兵器の実態を知らせる機会として、毎年、広島原爆記念日に合わせて日本生協連が開催している「ピースアクションinヒロシマ」。いわて生協からも、その費用を組合員のカンパでまかない、組合員の代表を毎年派遣しています。
代表として派遣されたみなさんは、「この過ちを二度と繰り返してはならない」「この現実を、伝え広めていきたい」など、平和への思いを強くして帰ってきます。その後、各地域での報告会や生協の広報誌などを通して、平和の大切さを多くの組合員に伝えています。

「世界の平和を願う市民のつどい」を毎年開催

イラク戦争を風化させないために、同じ願いをもつ県内の団体と協力して「世界の平和を願う市民のつどいin岩手」を毎年春に開催しています。つどいの中では、戦争・平和に関連するさまざまな問題を考えあう講演を企画。これまでに森永卓郎さん、伊勢崎賢治さん、西谷文和さん、伊波洋一さんなどに講演いただきました。つどい終了後は、盛岡市中心部でのピースパレードを通し、平和のための行動を広く市民に呼びかけています。

平和祈念像「望み」を県民の募金で建立

終戦50周年の1995年、平和・不戦の象徴として盛岡市高松の池畔に建立した平和祈念像「望み」。いわて生協が中心となり県内の諸団体といっしょに募金活動に取り組み、2万人を超える県民からの募金により実現したものです。この像を囲んでの「平和のつどい」を毎年、地域の組合員が開催し、平和の尊さを親子で考え合っています。

 

世界上の核兵器をなくしたい

2015年4月にニューヨークで開催された「核拡散防止条約(NPT)再検討会議」での平和行動へ、組合員2名の代表を派遣。

平和憲法を守ろう

2015年9月に成立した「安全保障関連法」は、集団的自衛権行使を認め、世界中どこでも武器を使える法律です。憲法をないがしろにするこの法律を廃止にしようと「安全保障関連法廃止をもとめる2000万人統一署名」に賛同し、いわて生協で5万筆を目標に取り組み。
また、学習会の開催や署名など、平和憲法9条を守る運動を、岩手の会や地域の9条の会といっしょに取り組んでいます。

知ることから始めよう!「いわてピースキャンパス」

ピースキャンパスは、戦争や平和をめぐる問題について自主的に学ぶグルー プ活動。2004年からはじまり、現在6チーム(約40人)が自分たちが関心のあるテーマにそって、月1回の学習をすすめています。半年に1回は、ミニ講演会と学習発表・交流会を開催しています。